
ビジネスの成功者が取り入れている朝活。スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツなど世界の名だたる経営者も朝早くから活動をしていると言われています。
ですが、いざ朝活を始めようと思っても
「朝活ってなに?」
「どんないいことがあるの?」
「なにをすればいいの?」
とわからないことも多いのではないでしょうか。
今回は、
- 朝活とは
- 朝活のメリット
- 朝活のデメリット
- おすすめの朝活
についてお伝えします。
筆者自身、社会人になってから6年間ほぼ毎日5時半に起きて朝活を続けてきました。これまで読書や運動、副業などさまざまな朝活に挑戦。朝活の成果を実感しています。
■朝活とは
◎朝活とは
「朝活」とは、文字どおり、朝の時間に活動することをいいます。単に早起きして1日の活動時間を前倒しすることは朝活ではありません。
自分の趣味やスキルアップのために、仕事や学校に行く前の時間を有効利用し、生活を充実させることが朝活の目的です。
同じ早起きでも、とりあえず早く起きてみよう。なにしようかな?と目的がない状態とは異なり、朝にランニングをしよう、勉強をしよう、朝食を食べに行こうなど目的があるのが特徴です。
そもそも、「朝活」という言葉が広まったのはSNSが普及し始めた2008年頃だと言われています。
それまでも朝早くから勉強や趣味に時間を使う人はいたのですが、SNSの発達により知らない人同士でリアルタイムに挨拶したり交流する事が可能となったため、急速に広がるようになりました。
◎朝活って何時からやるの?
結論からいうと、「●時から始めたら朝活」と決まっているわけではありません。
最初にお伝えした通り、目的を持って朝早くに起きて活動をすることを「朝活」と言います。
そのため、たとえ15分でも、いつもより早く起きて自分がやりたいことをするのであれば立派な朝活なのです。
実際僕も最初の朝活は15分起きて散歩をすることでした。
「ヨジラー」「ゴジラー」(朝4時起き、5時起きでアクティブに活動する人)という言葉が生まれたりしていますが、「5時に起きないと朝活とは言わない」と言ったことはないのです。
繰り返しになりますが、目的を持って朝早くに起きて活動することを「朝活」と言います。
◎筆者が朝活を始めた理由
僕が朝活を始めようと思ったきっかけは、社会人1年目の時、朝8時前から22時まで働く日々が続いていた時でした。
家に帰って少しだけご飯を食べて速攻寝る。次の日も起きたらすぐに会社に行く毎日。家には寝に帰るだけで全く自分の時間がありませんでした。
当然ストレスも溜まり気は塞ぎ込んでいきます。
で、ある時、「もう嫌だー!!」と思ったんですよ。「なんとかして現状を変えたい」と。
とはいえ夜は自分の時間が作れないので、朝少しだけでもいいので自分やりたいことをやろうと決めました。
そうして最初に取り入れたのが15分だけ早く起きて散歩をすること。
体を動かせばストレス発散をしたいというのと外を歩いたらリフレッシュができるのではないかという狙いでした。
実際、朝散歩をすることは大きな気分転換に。そのせいもあってか仕事の生産性も上がって少しずつ早く帰れるようにもなりました。
■朝活のメリット

朝活は健康にいい、仕事の生産性をあげる。などいろんな効果がありますが、実際にどんなメリットがあるのでしょうか?
この章では朝活のメリットについてお伝えします。
◎気分が前向きになる
朝にしっかりと日光を浴びると、脳内で働く神経伝達物質のひとつ「セロトニン」が分泌されます。
セロトニンは、感情や気分のコントロール、精神の安定に深く関わるものなので、朝活を始めると気分が前向きなっていきます。
◎生活リズムが整う
人間の体内時計は太陽の光を浴びることで調整されます。
起きて太陽の光を浴びてから15時間後くらいに自然に眠気が生じるというのは科学的にも証明されているのです。
そのため、朝活のために起きる時間が固定されると自然に夜眠くなる時間も固定化されてきます。
つまり、1日のリズムが形成されていくのです。
夜でも街は明るく、パソコンやスマートフォンのブルーライトの光を一日中浴び続けている現代では、昼夜のメリハリがない不規則な生活を送りがち。
不規則な生活が続くと、リラックスと緊張状態を切替える自律神経の調節などを担う体内時計が狂ってしまい健康に悪影響を及ぼす恐れもあります。
そのため、朝活を行って生活リズムが形成されていくと、自律神経も整い健康な生活が送れるようになってきます。
◎健康になる
生活リズムが整うことにより健康になるとお伝えしましたが、それ以外にも朝活による健康への良い影響はたくさんあります。
そのひとつが睡眠の質向上による成長ホルモンの分泌です。
人間の体は22時から2時までの間に筋肉を作ったり肌を綺麗にする成長ホルモンが分泌されます。
朝活により生活リズムが形成されるため、夜も早く寝ることに。結果的に健康な体になっていきます。
また、朝に活動をすることで太陽の光を浴びることが可能に。
太陽の光を浴びるとセロトニンという幸せホルモンが分泌されるため、精神的にも健康でいることができます。
◎生産性が向上する
1日で最も集中力が高いのは、起床後2〜3時間と言われています。
何故ならドーパミンとアドレナリンの分泌量が多く、脳が最も活発に働くから。
そのため、夜に作業をするよりも朝に作業をしたほうが効率が良いです。
また、朝活をすることで交感神経に切り替わっているため仕事を開始してすぐに高いパフォーマンスを発揮することが可能に。生産性が高くなります。
◎1日が有意義に使える
夜に筋トレやランニングをしようと思っても、残業で時間がなくなったり飲み会に誘われたりして断念してしまった経験はありませんか?
せっかくまっすぐ家に帰っても横になってテレビを見てしまったりスマホをいじってダラダラしてしまったり・・・なんてことも。
夜は誘惑も多いため、自分のための時間がなかなかとれません。
朝であれば、残業が発生したり人に誘われることもありません。テレビ番組もニュースくらいしかやっていないので誘惑も少なめ。自分がやりたかったことに集中して時間を使えます。
加えて、朝の時間の方が集中力が高くなるため生産性もアップ。有意義に1日を過ごすことができますよ。
◎コミュニティが増える
勉強会や読書会、ランニング活動など集団で朝活を行うコミュニティもたくさんあります。同じような目的意識をもち、自己管理能力の高い人たちと出会うことが可能に。
平日の仕事後ではなかなかスケジュールの都合がつかずに参加を諦めていた人でも、始業前なので参加をすることが可能です。
新たなコミュニティを作ることができますよ。
■朝活のデメリット
反対に朝活を行うことによるデメリットはないのでしょうか?この章では朝活のデメリットについてお伝えします。
◎最初は眠い
朝活をはじめた時のデメリット。最初はやはり眠くなります。
早く起きているので当然ですよね。生活リズムに慣れるまで1ヶ月くらいはかかってしまうかもしれません。
対策として少しずつ早起きをするのがおすすめ。
7時に起きていた人がいきなり5時に起きようとしたら眠くて当然。
ですが、15分から30分くらいであれば体への負担も少なくて済みます。
短い時間から開始して、徐々に起きる時間を早めていければいいのです。
◎周りと時間があわなくなる
早く起きる分、寝る時間も自然と早くなります。
そのため、夜遅くにやっているテレビ番組をリアルタイムで見ることができなかったり、飲みにいくのが億劫になってしまう可能性があります。
僕は家族の中で一人だけ朝活をしているので、実家でみんなテレビを見て話している中で、「先寝る」と寝てしまっていました。
とはいえ、「絶対に遅くまで起きるな!」ということではないので、大事な飲み会があれば参加すればいいですし、楽しいからもっと起きていたいと思えば起きていて問題ありません。
ただ、毎度夜更かしをしていると健康にも悪いですし、朝活もできなくなってしまいます。
自分のやりたいことに時間を使うということは他の予定を断る必要も少なからず出てきます。
自分にとって大切な約束でなければ、断るようにしましょう。
■おすすめの朝活

朝活に決まりはありません。家事をするのもよし。見れていないドラマをみるのもよし。美味しい朝ごはんを食べにいくのもいいですよね。
ですが、多くの人の場合朝活後に仕事があるはずなので、興奮しすぎるなど切り替えが難しいものはおすすめしません。
ここでは、厳選したおすすめの朝活についてお伝えします!
より細かい朝活についても記事にしているのでぜひ読んでみてください!
◎読書
朝は頭もスッキリしていて、気分にも余裕があるため落ち着いて読書をすることが可能です。
日頃、「ゆっくりと本が読みたい」と思っていても忙しかったり疲れていたりとなかなか集中できない人も多いはず。
朝に読書をすることで、じっくりと読書が可能になります。
◎ジョギング・ウォーキング
朝は脂肪が燃焼しやすくダイエットにも効果的。
太陽の光を浴びることでセロトニンが分泌されるので気持ちも前向きになります。
加えて、血流がよくなり頭が働くように。仕事の生産性も上がります。
◎筋トレ
夜にやるとなかなか習慣化できない筋トレ。
ですが、朝におこなうことで習慣化しやすいです。
ジョギングと同じように仕事の生産性を上げる効果もあるので、走るよりは体を動かしたいという人は筋トレをするのもいいでしょう。
実際、ビル・ゲイツは毎朝4時に起きてジムで体を動かしてから仕事をしているそう。
世界の名だたる経営者も取り入れています。
◎ヨガ・ストレッチ
運動はちょっと…という人はヨガがおすすめ。
激しい運動がないので、筋力が勝ったり運動経験がない人でも無理なくおこなうことができます。
体の凝りがほぐれ血流が改善するため、美容にも効果的です。
◎勉強
朝はスッキリして頭が働くので、勉強をするにも最適。
昨日覚えた単語の確認をすれば定着しやすくなります。
逆に、問題集を解くなど考える作業も、朝の方が効果的と言われているので、計算問題などを解くのもオススメ。
一人で勉強ができないという人は、セミナーに参加するのも一つの手です。
最近はオンラインでのコミュニティも増えているので、家にいながらモチベーション高く取り組めますよ。
◎朝食
普段はバタバタしていてなかなか朝食を取らない人もいるはず。
ですが、朝ごはんは1日元気に活動をする上でも非常に重要です。
朝活に取り入れタンパク質も野菜も摂取できる朝食を試してみるといいです。
おうちで手の込んだ朝食を食べるのもいいですし、少し早く家を出てお店で朝ごはんを食べるのも魅力的。
朝から幸せな気持ちになれること間違いありません。
■まとめ
以上。目的を持って早起きをして行動をすることで朝活を実践することが可能です。
一方で、「夜じゃないと集中できない」と、夜中の方が作業が捗るという人もいますよね。
たしかに、人によって朝型、夜型に違いはあります。
ですが、朝早く起きた方が健康にいいということは変わりません。
同じ時間作業をするなら、健康の観点から朝の方がよくないですか?
最初は早起きが辛くても、徐々に朝活に慣れてくるようになります。
なにより、朝早くから自分の好きなことに没頭できると1日がすごい充実した気分になります。
まずは15分早く起きて朝活をはじめてみてください!
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