毎日頭がぼーっとする。頭が痛い。日中眠くなる。睡眠不足の症状に困っていませんか?
たかが睡眠不足とあなどることなかれ。睡眠が足りないと様々な影響を及ぼします。

【この記事の内容】
- 睡眠不足の影響
- 睡眠不足の原因
- 睡眠不足を解消する方法
僕自身、1日7時間は寝ないと全く頭が働きません。
にもかかわらず、大学生時代にショートスリーパーに憧れて1日4時間睡眠を続けていたのですが、肌はボロボロ。吐き気がして危うく入院しそうになりました。
そんな実体験から身を持って睡眠の大切さを学んだので、睡眠についてお話しします。
睡眠不足の影響

◎ストレスの増加
睡眠不足が続くとストレスが増加します。
本来睡眠中にストレスは整理され、自然と減っていくのですが、睡眠不足が続くとストレスを整理することができないためです。
睡眠不足はストレスを増加させ、ストレスは睡眠障害(中途覚醒、早期覚醒、入眠困難など)を引き起こすといった負の連鎖が起こってしまう可能性もあります。
◎肌荒れが酷くなる
人の体は寝ている間に成長ホルモンが分泌されます。この成長ホルモンは肌のターンオーバーを促進し、アンチエイジングに欠かせません。
睡眠不足だと成長ホルモンが分泌されないため、肌荒れがおきます。
◎集中力が低下する
6時間睡眠を1週間続けた人の脳は、泥酔しているのと同じ状態なのだとか。
睡眠が不足すると集中力が低下し、仕事のパフォーマンスの低下にもつながってしまいます。
睡眠不足で机に向かっても全く頭が働かず、テストの結果が散々だった経験があるのではないでしょうか・
◎イライラする
睡眠が不足している状態では、十分なリラックスができておらず、交感神経が常に活発な状態となってしまいます。
そのため、攻撃性が増してしまい、イライラしやすくなってしまうのです。
自分が不調になるだけではなくストレスとなって周りの人にも迷惑をかけてしまうかもしれません。
◎頭痛がする
睡眠不足が続くと頭痛を感じる人も存在します。
原因は明確には分かっていませんが、自律神経のバランスが崩れることにより脳の血管の収縮と拡張のバランスが乱れることが仮説として挙げられています。
◎太りやすくなる
サンディエゴ大学の調査では睡眠不足の女性のほうがBMI値(体格を示す指数)が高い傾向にあるとされています。
睡眠不足による代謝の悪影響や、ストレス増加による食欲増加が原因として考えられます。
映画『マイ・インターン』の中でも「睡眠時間が7時間未満の女性たちは肥満になる確率が38%以上」という事実を伝えられ、社長の補佐をしている女性が号泣してしまうシーンありましたよね。
暴飲暴食をしているのであればいざ知らず、頑張って遅くまで働いているのに太ってしまうなんてあんまりです。
◎疲労感、倦怠感
睡眠により人の体と脳は休息を得ています。睡眠不足ということは休息が十分でないのと同じ。疲労感や倦怠感がでるのだとか。
近年問題になっている過労死の原因の一つにも睡眠不足があります。眠るという行為は私たちが想像している以上に重要なんです。
睡眠不足の原因
睡眠不足の原因は大きく2つ。
単純に睡眠時間が足りていないか、睡眠の質が悪いかのどちらかです。(両方とも当てはまってしまう人もいいますが。)
まずは、しっかりとした睡眠時間を確保しましょう。理想としては1日7時間以上は寝たいところ。
世の中にはショートスリーパーと呼ばれる人もいますが、特異体質であり一部の人のみの話。
実際、僕も大学時代にショートスリーパーに憧れて睡眠時間3時間で活動をしていましたが、全く意味がありませんでした。ただ自分に酔っていただけ。
それどころか、肌荒れはひどいし、簡単なミスはしますし、風邪は引きやすくなるし、しまいには倒れるように寝てしまって大騒ぎになりました。
睡眠時間は確保しているのに、睡眠不足に悩まされる人は睡眠の質を改善させる必要があります。
どれだけ練習をしても質が伴わなければ成果につながらないように、たくさん寝ても質が悪ければ寝不足のままです。
睡眠不足を解消する方法
◎夕食の時間を見直す
就寝する直前に食事を取ると消化吸収のために睡眠の質が低下してしまいます。
そのため、就寝の3時間前など、なるべく早めに夕食を取るようにしましょう。
◎入浴は熱すぎない温度で
熱いお風呂やシャワーを浴びてしまうと交感神経が刺激され、目が覚めてしまいます。リラックスできるぬるま湯に浸かるようにしましょう。
◎部屋はなるべく暗くする
部屋が明るいと光で脳が覚醒されてしまうため、睡眠の質が低下してしまいます。
寝る時は部屋は真っ暗に。カーテンも遮光性の高いものを選びましょう。
◎朝起きたら太陽の光を浴びる
人間の体は太陽の光を浴びてから16時間後に眠くなるようになっています。
起きる時間を固定し、起きたらカーテンを開け日の光を浴びましょう。
◎寝る前にスマホやパソコンをいじらない
スマホなどのデジタルデバイスが発するブルーライトは脳を活性化させ寝つきが悪くなります。
寝る前は読書をするなどスマホを遠ざける習慣を取り入れましょう。
まとめ
忙しい時に真っ先に削りがちなのが睡眠時間。「7時間寝なくてもなんとかなるよね。2時間削ろう」そう思ってしまう気持ちはよくわかります。ですが、睡眠を軽視していいことなんて一つもありません。睡眠不足は確実にあなたの健康に悪影響を与え、パフォーマンスの低下を招きます。最悪死に至る場合も。
最近のコメント