・読んだ本の内容をすぐに忘れてしまう人
・本を読んでいるのになかなか成長実感を得られない人
・本を読んでも仕事で成果が出ない人
「社会人なんだから読書をした方がいいよ」と言われたことはありませんか?
実際、ビル・ゲイツや孫正義などビジネスの世界で成功している人はかなりの読書家として有名。
読書は成長のために欠かせない、もっとも手軽な自己投資法ともいえます。
ですが、「読書をしても意味がない」と感じている人もいると思います。
結論から言うと、「読書をしても意味がない」というのは半分正解。
世の中には意味のない読書をしている人もいるからです。
せっかく成長しようと読書をしているのに意味がなかったらもったいないですよね。
この記事では、読書を意味のあるものにして成長の役に立てる方法をお伝えします。
【記事の内容】
- 意味のない読書の特徴
- 目的をもって読書をする方法
- 読書で得た知識をアウトプットする方法
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■意味のない読書の特徴

「意味のない読書」というのは、せっかく頑張って読書をしているのに、成長できず成果につながらない読書のこと。
なぜ時間を割いて読書をしているのに、成果につながらないのでしょうか?
この章では成果につながらない読書をしている人の特徴をお伝えします。
◎目的がない
そもそもなんで読書をするのでしょうか?
面白いから?本を読んだ方がいいと言われているから?
違いますよね。知りたいことがあるから本を読むんです。
なので、「これが知りたい」という目的がない状態で本を読んでしまうと意味がない読書になってしまいます。
偶然「思いがけずいい学びを得られたな」と思うこともあるかもしれませんが、圧倒的に確率が低いんです。
一方で、「こういうことを知ろう」と本を読めば、少なくとも知りたかったことについては何かしらの情報を得ることが可能に。
その時点で読書が意味のあるものになっています。
◎読むことに重きをおいている
同様に、読むことに重きを置いている場合、意味のない読書になってしまいやすいです。
具体的にいうと、「全部ちゃんと読んで理解をしないと!」と思っている状態は危険。
というのも、本は目的があって読むものだから。
自分にとって必要な情報を得るために読書をするのであり、全部読んで理解をするために読むものではありません。
極端な話、最初の一章で自分に必要な情報が書いてあって学びを得られたのであれば、その読書は意味のあるものになっています。
◎アウトプットがない
厳しい意見かもしれませんが、本を読んだことが評価されるのは学生までです。
小学生が本をたくさん読んでいれば「いつも読書をしていて素晴らしいです」と褒めてもらえるかもしれませんが、社会人ではそうはいきません。
なぜなら、社会人で評価されるのはどれだけ勉強したかではなく、どのような成果をあげたかだから。
毎月30冊読書をしているだけの人よりも、毎月1冊しか読書をしていなくても仕事に生かして成果を出している人の方が評価されます。
本を読んだら人に話す。日常生活や仕事に活用する。などアウトプットが大切です。
◎得た知識を日々の生活に活かすイメージがない
アウトプットをできない人の特徴として、得た知識をどのように活かせるかを考えていないことが挙げられます。
アウトプットができる人はいきなり思いついているわけではありません。
常にどうしたら自分の生活に生かすことができるのかを考えているから可能なんです。
これは、カラーバス効果といって、「ある一つのことを意識することで、それに関する情報が無意識に自分の手元にたくさん集まるようになる現象のこと。」が働くからです。
目的を持ち、「自分の仕事や生活にどう生かせるか?」を考えて読まない限り、情報は集まりません。
このように、読書をしても意味がなくなってしまう人の特徴を見ると、大きく「目的がない」「アウトプットができない」の2つに分類されます。
次の章からは、この2つの問題を解決するための方法をそれぞれお伝えします。
■目的を持って読書をする方法

意味のない読書をしてしまう人の特徴を突き詰めると「目的がない」「アウトプットをしていない」の2つに分類されます。
「目的を持って読書をする」といっても、「そんなにいつも知りたいことがあるわけではない」と思う人もいるはず。
この章ではまず、目的を持って読書をする方法についてお伝えします。
◎自分が知りたいことを明確にしよう
まずは自分が知りたいことを考えましょう。
少しでも疑問に感じていることがあれば書き出してみるといいです。
例えば、僕の場合
お金ってどうしたら増えるんだろう?
ブログってどう書くんだろう?
読んでもらえる文章の書き方は?
作業の時間を増やす方法は?
生産性を上げる方法は?
読書量を増やす方法は?
最近流行っているミニマリストって?
などなど、気になることが無限に出てきます。(他にも本業で気になることなどもあります。)
こんなふうにざっくりとした粒感で構わないので気になることを書き出してみると、何が知りたいのか明確になります。
自分の疑問を解消しようと本を読んだら次の疑問が生まれてくるはず。
実際僕は、お金の増やし方に関する本を読んで、「お金を増やすには資産運用とか副業って方法があるのか。資産運用ってどうやるんだろう」と更なる疑問が生まれました。
こうした疑問を解決するために本を読めば、読書が意味のあるものになってきます。
◎自分の考えをもとう
本を読む前に自分の考えを持つと目的が達成しやすくなります。
すくなくとも自分の考えがあっているかあっていないかという答え合わせができるから。
例えば、営業ノウハウを学ぼうと本を読んだ場合。
「売れる営業になるにはこういうことをやればいいと思う」と考えながら読むと得られる情報量が増えます。
知らなかった情報と出会った時に「こういうやり方もあるのか!」印象に残るからです。
「これについて知りたい」ではなく「こうじゃないかと思うんだけどどうなの?」「今はこれしか知らないんだけど、もっと知りたい!」と自分の考えを持って読むことで本から得られる学びが増えていきます。
◎マインドを変えよう
目的を持って読書をしようとしても、読書をしているうちに目的を見失ってしまうことがあります。
読むことが目的になってしまう場合です。
「全部理解しよう。」「ちゃんと全部読もう。」と考えるあまり、本を最後まで読むことが目的にすり替わってしまいます。
授業の内容を理解するためにノートを取っているはずなのに、いつの間にか綺麗なノートを書くことに夢中になっている感じ。
これでは意味がありませんね。
まずは、本を読むマインドを変えましょう。
「全部読まないといけない。」「全て理解をしないともったいない」ではなく、「目的が達成できたらOK」「一つでも学びになることがあれば上出来」くらいの感覚で本を読むようにしましょう。
■読書で得た知識をアウトプットする方法

続いて、読んだ本をアウトプットするための方法についてお伝えします。
◎実際にどう生かすかを考える
まず、読み進める際には「これ自分にどう活かせるか?」を考えながら読みましょう。
スポーツをやっていた人ならわかると思いますが、一つひとつの練習はうまくいのに試合になると全然活躍できない人っていませんでした?
あれは「この練習が試合でどう使えるか」ということを考えられていないから起きてしまいます。
読書も同じです。
「この営業トーク明日使ってみよう。」
「今のクライアントに話してみたら話が広がるかも。」
「明日の朝、この方法を使って早起きしてみよう。」
など、なにか一つでも実践に活かせるか考えながら読みましょう。
◎得た知識は行動に生かす
得た知識は即行動に移しましょう。
最初は「今日必ずこの情報を使う!」と思うくらい意識してもOK。
僕は「明日の雑談で、本で知った情報を話す。」「今回の仕事でこのフレームワークを使う。」「次の週末この方法で資産運用始めてみる」と行動に移していました。
使わないと宝の持ち腐れですし、そのうち忘れてしまいます。
せっかく本を読んだのに非常にもったいないです。
仮にハマらなくても、「これじゃないのか。他の方法を試そう!」となるので無駄になりません。
◎人に伝える
知った情報は積極的にアウトプットしていきましょう。
人に話す。SNSで発信する。自分のノートに書き込む。など方法は様々です。
人間の脳は読書をしても70%以上の内容を翌日までに忘れてしまうと言われていますが、アウトプットをすることで定着率が高まります。
おすすめは人に話すかSNSで発信をすること。
説明をするとより理解が深まりますし、読書をして努力をしていることをアピールできます。
自分に合った方法を試してみてください。
■まとめ
この記事の内容をまとめます。
・本を読む前に知りたいことを明確にしてから読書をしよう
・読んだ内容は積極的にアウトプットしよう
一方で、勘違いをしてほしくないのは、「読書は意味がなくてもいい」という考え方も正しいということ。
自分が楽しむための小説に目的を求めても読みづらい。
「暇だから話題のベストセラーを読んでみた」と読書をしたら思わぬ学びに出くわすこともあるでしょう。
「目的がないと本を読んじゃいけない。」と考えてしまうと、読書のハードルが高くなってしまいます。
ですが、最初にもお伝えをした通り、社会人の読書は読むことがゴールではなく、それを日常に生かしてこそ意味があります。
アウトプットをしなければ意味がありませんし、目的を持って読書をすると得られる情報が変わってきます。
目的を持って読書をし、仕事や日常生活でアウトプットをしていけば、読書がさらに素晴らしいものになりますよ!
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参考:
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