
仕事や勉強をしていて、
「集中できず、目の前のことに身が入らない」
「気づいたらスマホを触っている」
といった経験はありませんか?
集中力によってパフォーマンスや生産性は大きく変わってきます。
集中力を高めるのは先天的な才能ではなく、環境や訓練など後天的な要素も大きく影響してくるのです。
本記事では、集中できる環境づくりについてお伝えしていきます。
【記事の内容】
- 集中力とは
- 集中できない環境とは
- 集中できる環境の作り方
■集中力ってそもそもなに?

◎集中力とは?
集中力とは、「特定のものに対して、意識をフォーカスし続ける力」のことです。
プロ野球選手が「集中していたからよく球筋が見えた」とか言いますよね。あれはボールに意識を集中させていたということになります。
一方で、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう経験ってありませんか?子供が夢中で遊んでいるのとか。
これらも集中しているといいますが、楽しいことに対して無意識におこなっていることなので若干意味合いが変わってきます。
仕事や勉強を「楽しい!」って思えることってあまりないですもんね。
それよりも、「自分がやりたいと思っていないことでも、意識をフォーカスし続けること」が求められるのです。
◎集中できる時間ってどれくらい?
最新の研究では、集中力を高めるトレーニングをしている人でおおよそ120分、トレーニングをしていない一般の人であれば長くて30分という結果が出ています。
さらにいうと、集中力というのは常に一定のものではなく、山のような曲線を描いていると言われています。
作業を始めて最初のうちは徐々に集中力が高まりますが、ピークを超えると徐々に低下してしまうものなのです。

◎集中力を高めるためには
集中力は自分で高めることが可能です。
代表的なトレーニングでいうと瞑想などがあります。
トレーニング以外にも、環境を変えたり、仕事や勉強の進め方によっても意図的に集中力を上げることが可能になります。
その中で、最も着手しやすいのは環境を変えることです。
トレーニングの成果を上げるためには根気強い継続が必要に。また、いくら集中力を鍛えても周りに誘惑が多ければ集中するのは困難になってしまうからです。
今回は環境によって集中力を上げる方法を見ていきましょう。

■集中できない環境

◎モノが多い
モノが多くてごちゃごちゃした空間では集中することができません。
漫画やゲームがすぐ近くにあるからと、ついつい手に取って遊んでしまった経験はありませんか?
モノはその場にあるだけで情報を発してきます。情報が多いと思考が分散し集中できない原因になってしまうのです。
ゲームや漫画といった明らかな娯楽はもちろん、ポスターやフィギュアなども作業する近くにあるとついつい手に取ってしまいがちです。
少なくとも作業机の上には作業に必要なモノ以外置かない。視界に余計なモノが入らないようにする。という状態を作るのが良いでしょう。
◎不快に感じる
モノを減らすことと同様に、空間内のコンディションも整えましょう。
極端に暑かったり寒かったりすると集中できません。
リモートワークが主流になっているからこそ、適度な空調を効かせる。空気清浄機で空気を綺麗にする。などの工夫をすることがおすすめです。
◎スマホが横にある
近年、集中力を妨げる1番の要因はスマホです。
いくらモノを減らして集中できる空間を作っても、作業スペースにスマホがあれば台無しになってしまいます。
「ついスマホでゲームをしてしまっていた。」「無料漫画を読んでいたら1時間経っていた。」なんてことありませんか?
作業をする時はスマホを別の部屋に置くなど視界に入らない状態にしましょう。
よく、「通知をオフにして裏返しているから見えない」という人もいますが、それではあまり効果がありません。
「もしかしたら通知がきているかも」「ちょっとスマホを触っちゃおうかな」と集中の妨げになってしまうからです。
電源を切って手の届かないところに置いておくことが大切です。
■集中できる環境の作り方


「集中できる環境を作るために片付けをしないと」と思っている人はちょっと待ってください。
いきなり片付けをしようとしても失敗する可能性が高いです。
◎やるべきは片付けではなく断捨離
集中できる環境を作るために行うべきは片付けではなく断捨離です。
理由は2つ。
1つは、片付けをするだけではすぐに散らかってしまうから。
収納のキャパシティを超えるモノを持っているのであれば、一時的にしまったとしてもあっという間に散らかってしまいます。
それではキリがありませんし、挫折する恐れがあります。
ちゃんと収納に収まるように、不要なモノを手放す作業が必要になります。
2つ目は、片付けは取り出すことを前提とした作業だから。
基本的に片付けって、「取り出しやすいように」「使いやすいように」という目的で行われます。
片付けをしようと100円ショップで収納グッズを購入して片付けるだけでは、あまり意味がありません。
一時的に収まりが良くなるものの、不要なモノが多く、たくさんの情報が飛び交って集中力の妨げになることに変わらないからです。
そのため、まずは不要なモノを手放す作業が必要になります。
◎やりたいことを明確にしよう
手放す時に大切なことは「なりたい姿」と「好きなモノ」を明確にすることです。
ここが明確でないと絶対に断捨離はうまくいきません。
なぜならモノを捨てる選択ってパワーがかかるから。
「なんで捨てたいのか?」という目的がないと挫折してしまうんです。
集中して勉強や仕事ができる環境が欲しい。というのであれば、少なくともデスク周りには不要なモノを置かないようにしなくてはなりません。
収納のキャパシティをあけるために、片付けをした先に自分がどういうことをしたいのかを明確にしましょう。
僕の場合、
「筋トレをしたいから筋トレグッズはいる。漫画を読む時間やゲームをする時間がもったいないから、手放してしまおう。」とモノを手放しました。
やりたいことを明確にすることで、手放すモノと手元に置いておくべきモノが明確になります。
◎基準は心がときめくか
手放すか判断をする時の基準は基本的に1つにしておきましょう。判断軸がいくつもあるとぶれてしまい結局手放すことができないからです。
僕がおすすめするのは、こんまりさんの「心がときめくかどうか」で判断する。というやり方。
抽象的で疑問に思う人もいるかもしれませんが、かなり効果があるんです。
なぜなら、そもそも断捨離をする目的が「理想の生活を手に入れるため」だから。
「これはあったほうが理想の生活になりそう!」「これはなくてもいいかも」と心がときめくことが重要になってきます。
また、判断をする時は実際に手に取って触ってみるのがおすすめ。
みるだけでは「うん。全部ときめく。取っておこう。」となりかねません。
実際に触ってみることで使っているシーンがイメージしやすくなります。

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■不要なモノを手放せば集中できるし継続しやすい

集中できる環境づくりのために、不要なモノを手放すことをお伝えしてきました。
不要なモノを手放した環境は集中力がアップするだけではなく、やりたいことが継続しやすくなるという効果も。
というのも、やりたいことに集中できる環境が整うからです。
例えば、筋トレをしたい。と思っているのに、部屋にたくさんの服が散らかっていたら、片付けが億劫で筋トレをするのが嫌になってしまいます。
肌を綺麗にしてモテたい。と思っているのに、暇つぶしにゲームをしてしまう環境では夜更かしをして肌荒れの原因になってしまうかもしれません。
いってしまうと、本来なりたい姿があるにもかかわらず、不要なモノが多い環境下で邪魔をされてしまっている状況。
これでは挫折してしまっても仕方がありません。
自分がやりたいことやなりたい姿があるのであれば、不要なものはできる限り処分して、やりたいことに集中できる環境を作る必要があります。
やりたいことを思う存分できる環境ってとても楽しいので、みなさんもぜひ試してみてください!
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